「株式」 長期金利上昇を嫌気し大幅下落／海外市場動向

NY株式相場は大幅下落。昨日の欧州に続き、ニュージーランドや南アフリカが相次
いで金融引き締めを実施、米国債10年物利回りが約10ヶ月ぶりに5％を上回ったこと
を嫌気して終日下落する展開となった。セクター別でも全面安となっており、特に
公益事業や不動産の下落が目立った。

小売各社が5月の既存店売上げ高を発表デパートのJCペニー(JCP)やメイシーズ(M)、アパレルのアバクロンビー＆フィッチ(ANF)などが予想を下回り売られた。

イムクローン(IMCL)はモルガンスタンレーがバイオセクターの投資判断を引き下げたことで7.3％安。

一方で、アップル(AAPL)はパイパー・ジェフレイが2009年にiPhoneの4500万台の販売を見込むなど、目標株価を140ドルから160ドルへと引き上げ堅調に推移した。

ダウ構成銘柄では、既存店売上高が予想を下回ったウォルマート(WMT)が下落。

また、リーマンブラザーズ(LEH)が投資判断を引き下げたプロクター＆ギャンブル(PG)も軟調。

結局ダウは198.94ドル安の13266.73、ナスダックは45.80ポイント安の2541.38で取引を終了した。

債券ファンドマネージャーで米国債に強気で知られたピムコ社のビル・グロス氏が、25年ぶり
に弱気に転じたことを明らかにした。今後3年で米国債10年物利回りは6.5%程度まで
上昇するとの見方を示している。

ヤフーニュースより　抜粋

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